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話題のキャンピングカー旅行にチャレンジ!注意する点やマナーはあるの?
キャンプやアクティビティとはまた違った楽しみ方ができ、近年注目されているのがキャンピングカー旅行。
大自然の中に身を置きながらも、キャンプと異なり持ち運ぶ道具も少なく、寝泊りの準備や後片付けの手間が少ないので、限られた日数でもエリアをまたいだ旅行がしやすいことも特長です。
アウトドア旅行を楽しむ方の中には、キャンピングカーをレンタルする予定の方もいるのではないでしょうか。
一方で、キャンピングカー旅行には一般のキャンプやレンタカー旅行との違いもあり、気を付けるべきマナーや特徴については事前に下調べしておきたいもの。
良識を守って楽しい旅行の時間を過ごしていただけるよう、今回は初めての方必見の「キャンピングカー旅行の基礎・マナー」についてご紹介します!
公共駐車場で気を付けたいマナー
一般社団法人日本RV協会(Japan Recreational Behicle Association:以下、JRVA)では、キャンピングカーの利用者に向けて「公共駐車場でのマナー厳守10箇条」を発信しています。
(参考:https://www.jrva.com/)
まずはこちらを参考にしながら、キャンピングカー旅行で公共駐車場に宿泊・駐車する際に特に気を付けたいポイントをご紹介します。
キャンプ行為を行わない
キャンプ場ではなく、道の駅やサービスエリア・パーキングエリアといった公共駐車場に宿泊する場合に特に気を付けたいのは、「オーニングを広げたり、椅子やテーブルを車外に出してはいけない」ということ。
特に長時間のドライブの後には外の空気を吸いながらリラックスしたくなるものですが、あくまでも「駐車場」であるということを忘れないよう注意しましょう。
許可なく公共の電源を使用しない
キャンピングカーでは、車のエンジンを始動する「メインバッテリー」のほかに「サブバッテリー」がついており、車内の照明器具や電化製品はサブバッテリーの電気を使用します。
バッテリーは走行することで蓄電されますが、連泊していると電気不足の不安がでることも。
そこでキャンピングカーサイト(宿泊所)には、利用可能な外部電源が用意されていることが多いです。
ただし、公共駐車場で許可なく公共の電源にキャンピングカーを接続するのはご法度。
特にキャンピングカーでは使用する電気容量も大きいので、他の方の迷惑になることは避けられません。
不安がある場合には別途ポータブル電源などを事前に手配しましょう。
ゴミの不当投棄はしない
キャンピングカー旅行で、備え付けのキッチンで料理をしたり車中泊をすると必ず発生するのがゴミ問題。
特に使い捨て食器や生ゴミの処理を急ぐあまり、立ち寄った道の駅のゴミ箱に捨てたくなることもあるでしょう。
キャンピングカー利用者のゴミ投棄は問題視されており、貼り紙が見られることもしばしば。
ゴミ袋を余分に準備し、生活ゴミは基本的に持ち帰るのがマナーです。
また、極力ゴミを減らすために、使い捨ての食器を使用しないなどの工夫を凝らすことも大切なポイントです。
トイレ処理・グレータンクの排水を控える
キャンピングカー旅行で日数が続くと問題になりやすいのが「トイレ処理」。
旅行でレンタルするキャンピングカーの場合、カセットトイレやポータブルトイレがついていることが多いですが、ゴミ処理の問題同様、公共駐車場ではカセットトイレやポータブルトイレの処理は控えましょう。
家のトイレで流すのがマナーとされていますが、レンタルをする場合には自宅で処理することは難しいもの。
オートキャンプ場やRVパークには通常「ダンプステーション」と呼ばれる処理施設がありますので、レンタルする場合にはダンプステーションのある宿泊施設を合間に挟むことをおススメします。
トイレの汚水処理の他、グレータンクにたまる生活排水についても同様に処理しましょう。
その他トイレに関するまとめ記事も良ければご参考にされてください。
駐車場所のルールを守る
キャンピングカーは、一般の乗用車よりも大型なことがほとんど。
道の駅やサービスエリア・パーキングエリアに駐車する場合には、専用のスペースに停めるのが基本的なマナーです。
指定がない場合でも、周囲の車への配慮を忘れないようにしましょう。
無駄なアイドリングをしない
意識しづらいマナーの1つが、無駄なアイドリングによる排気ガスの流出や騒音です。
大気汚染や地球温暖化にも悪影響をもたらすので、エンジンストップを心がけましょう。
キャンプ場で気を付けたいマナー
キャンプ場のサイトは、公共駐車場に比べると設備も整っているため宿泊しやすく、キャンピングカー旅行で利用する人も多いもの。
とはいえ、もちろん何でも許されるわけではありません。
ここでは、キャンピングカー利用者の方がキャンプ場で特に気を付けたいポイントをいくつかご紹介します。
夜間の明かり・騒音に配慮する
キャンプ場では消灯時間が設けられていることが多く、消灯時間以降に車のライトをつけていたり、大声で騒ぐ、音楽機器を利用するといった行為はマナー違反です。
キャンピングカーで宿泊する際に特に配慮したいのはドアの開け閉めの音。
キャンプ場ではテント宿泊者も多いため、車中泊の人と比べると音を感じやすいもの。
皆が気持ちよく過ごせる配慮を忘れないようにしましょう。
ゴミ処理のルールを必ず守る
先ほど、公共駐車場でのゴミの不法投棄についてお伝えしましたが、キャンプ場でも注意が必要です。
地域によってゴミ捨ての分別方法も異なりますので、チェックインの際に必ず確認しましょう。
キャンプ場の中にはゴミを持ち帰るルールを敷いているところもあり、キャンプ場で何でも捨てられるわけではないので、ルールを徹底することを最低限のマナーとして必ず心にとめておきましょう。
焚き火・炭の処理を徹底する
公共駐車場とは異なるマナーの1つが、焚き火・炭の処理についてです。
焚き火を楽しむことができるキャンピングカーサイトでは、焚き火でキャンプ気分を味わいたい人も多いのではないでしょうか。
焚き火がOKのキャンプ場でも、基本的には焚き火の際には「焚火台」を使用するルールが敷かれている場合が多いです。
地面の上に炉を組んで焚き火を行う「直火」は基本的に禁止されていることが多いので、必ずルールを徹底しましょう。
そして楽しんだ後には灰の処理をきちんと行うのもマナー。
キャンプ場に灰捨て場がある場合には必ず持って行くほか、キャンプ場によって指定の分別方法がある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
番外編:キャンピングカーで宿泊できる場所
キャンピングカーで宿泊できる場所は意外にも限りがあるもの。
旅の途中で困らないためにも、キャンピングカーでの宿泊が可能とされている場所をご紹介します。
オートキャンプ場
その名の通り、車でそのまま乗り入れが可能なキャンプ場です。
オートキャンプ場にキャンピングカー専用のサイトが用意されている場合には宿泊ができます。
キャンピングカー専用のサイトでは、電源設備やダンプステーションなど、キャンピングカー利用者に特に必要な設備が充実していることも。
宿泊場所を探す場合にはオートキャンプ場を検索するのが良いでしょう。
RVパーク
出典:千歳RVパーク
RVパークは、JRVAが推進している車中泊用の宿泊施設です。
RVパークと表記されている場所では基本的に宿泊が可能で、設備も整っていることが多く安心です。
道の駅や温泉施設の近くに設けられていることも多いです。
ただし、オートキャンプ場とは異なりあくまでも「公共駐車場」のため、マナーの徹底に注意しましょう
湯YOUパーク
出典:湯元ホロホロ山荘
RVパークが入浴施設の駐車場に設けられていることもあり、こちらは別途「湯YOUパーク」と呼ばれています。
JRVAの「くるま旅クラブ」の会員用パークのため、旅行するメンバーの中に会員となっている人がいれば使えてラッキーです!
RVパーク同様、車中泊がオフィシャルに認められている上、温泉施設が利用しやすいので便利です。
入浴とは別料金で利用することができるので、車中泊のみで利用することもできます。
マナーを守って、良識のあるキャンピングカー旅行を!
いかがでしたか?一般的なマナーはもちろんのこと、キャンピングカーならではのマナーも意外と多いため、はじめてキャンピングカーをレンタルするときには知らず知らずのうちにマナー違反の行動をとってしまう危険性も。
人気が高まっていることで、キャンピングカーの利用者は増えています。
皆が気持ちよく旅行・観光を楽しめるよう、基礎的なマナーは事前にしっかりと覚えて、マナーを守りながらキャンピングカー旅行を満喫してくださいね!