目次
キャンピングカーにおける給水・排水タンクとは
キャンピングカーは車内で水道やトイレ、シャワーが使えるのが魅力。
でもそんな水はどこからきているのか?というと、キャンピングカーに搭載されている給水・排水タンクからなんです。
今回はその給水・排水タンクについて簡単に解説していきます。
給水・排水タンクの仕組みと容量
文字通り、給水タンクは、皆さんが使う水をためておくタンクで、きれいな水が入っています。
そして逆に排水タンクは、使った後に汚れた水が流れていく場所のため、使用済みの水が入ることになります。
給水・排水タンクの容量
タンクにどれだけ水が溜まるか(容量)は車両によって差があり、30-100Lと比較的大きな差があります。
スタンダードクラスよりもハイクラスの方が容量は大きいのが一般的で、軽キャンパーなどだとそもそもタンクがついていない車両もあります。
給水・排水タンクの仕組み
給水タンクから水を吸い上げるには、サブバッテリーが必要となります。
サブバッテリーは車のエンジンを始動するのに必要なメインバッテリーとは別のものになるため、車のエンジンを切っていてもサブバッテリーがあれば
水をつかうことができる、ということです。
逆にいうと、サブバッテリーの電源を入れておかないと、エンジンがかかっていても水道は使えません。
給水・排水タンクを使いこなすために覚えておきたいこと
その1:給水タンク・排水タンクを間違えない
当たり前ですが、給水タンクは水が入っていなければ使えませんし、逆に排水タンクに水がたっぷり入っていると、走行中にあふれてしまう危険性があります。
そのため、車を走らせる前に、ちゃんと給水タンクに水が入っているか・排水タンクが十分な空き容量が残っているかを確認しましょう。
*排水タンクと給水タンクは違うカラーのタンクを使ったり、目印を貼ったりするなどしてわかりやすくしておくのが一般的です。
その2 給水タンクの水は飲料水にはしない
キャンピングカーの給水タンクに入れた水は、基本的に常時貯めておく水のため、料理や飲み水としては適していません。
飲み水やご飯を炊くための水などは、別で水を用意するようにしましょう。
その3 熱いものを流さない
タンクはプラスチック製のため、ここに熱湯を流してしまうとタンクの変形につながる恐れがあります。
そのため、例えば調理で使ったお湯やカップラーメンのスープなどは、車内の水道には流さないようにしましょう。
その4 水道を使わない時は、サブバッテリーの電源はOFFに
いざ水を使おうとしたら、サブバッテリーの充電が切れていて水道が使えなかった、というのはよくあるトラブルです。
水道を使わない場合は、基本的にサブバッテリーの電源も切っておきましょう。
その5 冬場の凍結には要注意
雪国での生活に慣れていない人や経験がない人は想像がつかないかもしれませんが、タンクに入っている水は冬場凍結してしまうことがあります。
凍結した状態で水道を使用することは故障にもつながるため、十分に気を付けましょう。
レンタルキャンピングカーの場合、冬季はタンクの使用が禁止されている場合が多いので、必ず事前に確認しておきましょう。
その6 給水場所・排水場所を事前に確認する
給水場所は様々ですが、キャンピングカーでの旅行であれば自然の湧き水やRVパーク、キャンプ場での給水が一般的。
コンビニやガソリンスタンドなどでの給水は、禁止されている場合があるので必ず確認をしてから行いましょう。
また、排水場所を探す場合は必ずルール・マナーを事前に確認することが必要です。
キャンプ場などで排水することが一般的ですが、道の駅やサービスエリアなどでの排水は基本的にNGのため、気づかないうちにルール違反してしまわないよう注意してください。
給水タンク・排水タンクを知って、キャンピングカーを使いこなそう
以上、給水タンクと排水タンクについての簡単な解説となります。
キャンピングカーに慣れていないとちょっと難しいのでは?と思うかもしれませんが、仕組みはシンプルですね。
快適なキャンピングカー旅行には水道は不可欠!
是非しっかりと理解して、キャンピングカー生活をより快適なものにしてみてください。