憧れのキャンピングカーに乗ろう!
最近と言うかここ数年位ですが、「車中泊」「キャンピングカー」「アウトドア」と言うキーワードを皆さんよく耳にしませんか?
正確には10年前から、アウトドアレジャーに関しては右肩上がりでレジャー人口が増えています。
皆さんが行くホームセンター等には必ずアウトドア用品コーナーが設置されているはずですし、アウトドアショップがかなりの軒数増えていると思います。
アパレル店には、アウトドアファッションのコーナーがある所もかなり増えています。
アウトドア人気が高まると本気度の高い方々は、泊りでアウトドアが多くなり、車中泊が増えてきます。
ただし、普通の車での車中泊経験がある方は分かると思いますがかなり辛いです。
そうなると必然的に「キャンピングカーを購入しよう」と言う流れになるのです。
その様な事から最近キャンピングカーの人気がうなぎ上り中なのです!
では、キャンピングカーをいざ購入した際に気になるのが「ランニングコスト(維持費)」です。
その中でも一番大きいものが「車検」ではないでしょうか?
皆さんが普段の生活で使用している車も車検代高額になりませんか?
私も車検の時期になるたびに「はぁ~」とため息の出る思いをする事があります。
「あんな大きい車で、装備品もたくさんの車は車検代も高額だろうなぁ」と思っていませんか?
今回は、キャンピングカーの車検について皆さんにご紹介していきます。
憧れのキャンピングカーライフを満喫するために把握しておきましょう!
キャンピングカーの車検費用はどれくらい?高いの?
まず、皆さんもご存じだと思いますがおさらいとしてご説明します。
普通の車の車検費用の金額はどの様に決まるのか?車を所有されている方々はご存じだと思いますが、大まかに説明すると「法定費用+整備費・工賃」が車検代になります。
法定費用に関しては、車種や重量によって決まっている費用で内訳としては、(自賠責保険)・(自動車重量税)・(印紙代)になります。
整備費・工賃に関しては、車検の検査費やオイル交換等の改修費ですので車検をして頂ける場所やメンテナンス具合、車の調子によって変わってきます。
では、キャンピングカーの車検費用ですが、「キャンピングカーだからこうです」と言った決まった金額はありません。
なぜなら、キャンピングカーの車検費用計算は通常の車と同じ車種・重量によって決まっているからです。
キャンピングカーのベースとなる車種と重量、あとは整備費と検査費等です。
なので、キャンピングカーだから高いと言う事は決してありませんので安心して下さい。
「軽キャン」であれば軽自動車と同程度、「バンコン」であればミニバンと同程度だと思って頂いて大丈夫です。
ただし、「キャブコン」や「バスコン」の様に大型になるとトラックと変わらない車検費用になる事も言及しておきます。
ナンバーによって車検費用が変わる
・車のナンバープレートのナンバーには種類があり、番号によって分けられています。
- 普通貨物自動車(大型トラック)
- 普通乗用自動車(通常の乗用車)
- 小型貨物自動車(軽トラック)
- 小型乗用自動車(コンパクトカー)
「8」特殊用途自動車(消防車やキャンピングカー)
そして、車検費用はこのナンバーごとにある程度の金額が決まっています。
下記に、表を記載します。
*2年毎時の費用
種類 | 自賠責保険 | 重量税 | 印紙代 | 合計法定費用 |
1ナンバー | 48,080円 | 24,600円 | 1,800円 | 74,480円 |
3ナンバー | 25,830円 | 32,800円 | 1,800円 | 60,430円 |
4ナンバー | 34,700円 | 13,200円 | 1,800円 | 49,700円 |
5ナンバー(1.5t未満) | 21,550円 | 24,600円 | 1,700円 | 47,850円 |
8ナンバー | 30,210円 | 17,000円 | 1,800円 | 49,010円 |
上記で説明した通り、ベースの車サイズ基準なので金額は普通車と通常は変わりませんが、内装・外装をコンバージョンして装備品を多くつけると重量が増えるのでその分金額が上がります。
また、普通車は新車で納車後3年後に1回目の車検でその後は2年に1回ですが、ナンバーによっては1年毎の車検になる事があるので追記いたします。
多くのキャンピングカーに付けられる「8ナンバー」
前項で記載した表の中で、キャンピングカーで一番見られるナンバーは「8ナンバー」ではないでしょうか?
さて、いったい「8ナンバー」とはそもそもどの様な車に記載されるのか?
簡単に大まかな部分だけ説明させて頂きます。
「8ナンバー」とは、消防車・警察車両・給水車など一定の条件の下で使用され、特殊な作業や用途に使われる装置や設備を備えた車の事です。
「8ナンバー」の中でも大きく4種に分けられ、①特定の事業に使う車 ②運搬・医療・介護に係る車 ③緊急自動車 ④その他 になり、具体的には下記の様になります。
- 特定の事業に使う車 → 給水車・霊柩車・教習車
- 運搬・医療・介護に係る車 → 寝台自動車・リフト車
- 緊急自動車 → パトカー・救急車・消防車
- その他 → キャンピングカー・宣伝カー
では、なぜ「8ナンバー」が多いのか?
それは、基本的に他より税金・車検代など維持費を安く出来るメリットがあるからです。
トラックの車検は初回の車検以外は、1年毎に車検を実施する必要がありますが、「8ナンバー」の車に関しては、2年毎での車検で大丈夫です。
重量税も抑えられるので、大型車輛でも車検代を抑えられます。
ただし、装備品や設備が多くなると重量が重くなるので、逆に高額になる恐れもありますので注意が必要です。
また、同じ排気量の「3ナンバー」と「8ナンバー」で自動車税を比べると、「8ナンバー」の方が2割ほど安くなります。
この様に「8ナンバー」でのメリットは多いですが、「8ナンバー」を取得するには、車の設備や内装、構成条件を守る必要がありますのでご紹介いたします。
・室内の高さ1,600mm
・炊事設備が備え付けられている
・10L以上の貯排水施設が確保されている
・乗車定員の3分の1以上の就寝スペースの確保
上記の様になっています。
基本、この項目をクリアーできれば晴れて「8ナンバー」を取得することが出来ます。
まとめ
キャンピングカーの車検は普通の車と変わらない事は理解いただけたでしょうか?
もし、キャンピングカーを購入したいけど維持費や税金が分からないと言う事で躊躇されている方の少しでも後押しになればと思います。
費用や維持費を理解して、自分が思い描く憧れのキャンピングカーライフをお過ごしください。