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キャンピングカーにおけるインバーターとは
インバーターというと車をかなり好きな人しか使わないようなイメージもありますが、キャンピングカーに限らず、車で車中泊やアウトドアに出かけるときに大変便利なアイテムです。
というのも、インバーターがあれば車内でご自宅の家電を使えるようになるので、例えば炊飯器や電気毛布とった電化製品をキャンピングカーに持ち込んで使えるようになるんです。
そんなインバーターですが、インバーターだけで何かが使えるというわけではなく、サブバッテリーと一緒に使うことで初めて使えるようになります。
サブバッテリーは、簡単に言うとキャンピングカーのエンジンを動かすメインバッテリーの代わりに、様々な機器を動かすための電気を蓄積するバッテリーのこと。
要するに、電源ですね。
サブバッテリーについてはこちらのコラムで詳しく説明をしています。
それに対してインバーターは、サブバッテリーから送られてくる電気を一般家庭用の電気に変換してくれる機器です。
サブバッテリーの電気というのは、直流12Vになっているのですが、この電気では自宅で使っている家電製品というのはほぼ使えません。
これを、インバーターを使って家電で使える電気に変換することで、初めて電化製品が使える、という仕組みです。
インバーターを使って正しい電気に変換されていないと、使えると思っていた家電が使えないだけでなく、最悪故障の原因となってしまうことも。
ということでインバーターについて理解を踏まえて、キャンピングカーについての知識をさらに深めましょう。
インバーターの種類と違い
インバーターの種類
インバーターと一言で言っても、様々なメーカーの様々なインバーターがありますが一番大きな違いは、インバーターのWタイプが違うということ。
例えば、250Wタイプと1500Wタイプという2つのインバーターがある場合、それぞれ同じように電気を変換してくれますが、どんな家電が使えるかは大きくことなります。
W数によってどんな家電が使えるか、というと、例えば以下のイメージです。
250Wのインバーターで使える家電の例(家電によって前後するので必ずご自身でお確かめください)
・携帯・スマホの充電器
・ノートPCの充電
1,500wのインバーターで使える家電の例(家電によって前後するので必ずご自身でお確かめください)
・炊飯器
・掃除機
・電気ケトル
簡単な家電なら小さなワット数のインバーターでもOKですが、キャンピングカーでの生活を快適にしてくれる家電の場合は大きなワット数のインバーターでないとだめ、ということですね。
なお、このW数というのは常に一定というわけではなく、家電を使っている間でも変わります。
また、ピーク時はさらに大きなワット数が必要となる家電も多くありますので、
必ず使いたい家電に必要なワット数を事前に確認しておきましょう。
インバーターを使う場合に気を付けたいこと
インバーターの正しい使い方を再確認
インバーターを使う際は、必ず正しくケーブルの接続ができているか、使おうとしている家電に適したインバーターとなっているかを確認しましょう。
ケーブルの接続があまいとケーブルが溶けてしまったり、誤ったインバーターで電化製品を使おうとすると電化製品の故障の原因になります。
使いすぎはサブバッテリーの容量を使い切ってしまうリスクがある
当然ですが、バッテリーには使える電気の上限が決まっています。
商品電力が大きい電化製品を使いすぎるとあっというまにサブバッテリーの充電がなくなってしまうリスクがあるので注意しましょう。
正弦波と短形波を間違えない
突然難しい用語が飛び出してきたように感じるかもしれませんが、インバーターには正弦波(せいげんは)と呼ばれる波形で電気を出力するものと、短形波と呼ばれる波形で電気を出力するものの2つが存在します。
一般的に、正弦波と比べると短形波のインバーターの方が価格が安くなってしまう。
一方で、多くの家電は正弦波に適した仕組みになっているため、正弦波でないと動かない家電も存在します。
そのため、車の中で使いたい電化製品が正弦波・短形波のどちらに適しているのかを事前に確認するようにしましょう。
まとめ
キャンピングカーにおけるインバーターは、キャンピングカー生活をさらに快適にするために非常に重要なアイテムです。
インバーターを上手に使いこなして、車内で使いたい家電を正しく使えるようにしましょう。