キャンピングカーの運転は初めて!安全に運転するために
憧れのキャンピングカーをレンタルして、いよいよロードトリップへ出発!
でもキャンピングカーの運転をしたことがないから、ちゃんと運転ができるか心配、という方は多いのではないでしょうか。
運転が不安という理由で、なかなかキャンピングカーレンタルに踏み出せないという方も多いはず。
そこで今回は、初めてキャンピングカーを運転するという方のために、安全運転のために理解しておきたい注意点をまとめました。
キャンピングカーレンタル 安全運転の基本まとめ
安全運転の基本その1:スピードは遅く
よく言われることなので、聞いたことがある方も多いかもしれませんが、キャンピングカーではとにかくスピードの出し過ぎに要注意。
普通車の感覚で法定速度通りに運転をしていると、それだけで危険になってしまうほど、キャンピングカーはスピードに弱い乗り物。
法定速度以下が基本で、とにかく「ゆっくりと走るもの」だという前提で運転しましょう。
これはやはり、キャンピングカーが車高が高く、サイズも大きく、車両の重心が高いという特徴によるもの。
車内空間を快適なものにしようとすると、やはりキャブコンなどのようにサイズが大きなキャンピングカーをレンタルすることになると思います。
もちろん、車内が広々としているほど、過ごしやすさは増しますが、車のサイズが大きくなるほど運転の難易度が上がるのも事実。
”キャンピングカーの走行時は常に法定速度より遅く”を意識しましょう。
安全運転の基本その2:ブレーキは早めに
キャンピングカーというのは、居住空間を作るために通常の車よりも多くのものを搭載しているということもあり、普通車よりもブレーキの効きが遅くなります。ハイエースを改造したキャンピングカーのような、普通車に近いタイプのレンタカーをする場合は大きな差は感じないかと思いますが、キャブコンのような大きなキャンピングカーは全く別物。
スピードを出し過ぎない、というのと同様に、ブレーキは早めに、というのも安全運転のためには非常に重要になります。
安全運転の基本その3:カーブは両サイドを確認してから
通常、普通車を運転する場合は曲がる方向の内側後方を確認し、バイクや自転車が来ていないことを確認してからカーブを曲がり始めるかと思います。
キャンピングカーでももちろん、同様の確認が必須ですが、大きなキャンピングカーの場合は、後輪よりも大分後ろに車両が伸びていることが多いため、実はカーブの際は反対側の後方の確認も大切。
例えば右に曲がるときは車両後方が左側にせり出す形となって曲がっていくため、もし左後ろにバイクや車が走っている場合、車両後部が隣の車線にはみ出す場合があるんです。
そのため、カーブは両サイドを確認してから曲がるというのを意識しておきましょう。
安全運転の基本その4:車高は想像以上と捉える
普通車を運転している方は、おそらくほとんど一切意識していないかもしれませんが、車高の高さは細心の注意が必要です。
ファミリー用の大きめの車で、高さ制限が厳しい駐車場に止める場合などを除き、あまり車高の問題で危険な場面に遭遇する方は少ないはず。
ただキャンピングカーの場合、高架下をくぐるとき、屋内駐車場を利用するとき、キャンプ場で木の近くに駐車するときなど、様々な場面で車高に注意を払う必要があります。
駐車場などであれば「車高何Mまで」、といった看板があるのでOKかNGかすぐに判断がしやすいのですが、注意したいのがキャンプ場。
よくある事故が、オートキャンプ場などで大きな木の近くにキャンピングカーを止める際、伸びている枝がキャンピングカーよりも低い位置にあることに気づかず、そのまま枝に突っ込んでしまうケースが非常に多いんです。
それをやってしまうともう運転できなくなってしまい、せっかくのキャンピングカー旅行も台無しになってしまうので、車高については想像以上に高い、と考えておきましょう。
安全運転の基本その5:駐車場はとにかく余裕のあるところを
普段は駐車が得意な方でも、キャンピングカーの場合はできる限り広く周りに車がないところを選ぶようにしましょう。
「カーブは両サイドを確認してから」で説明した通り、キャンピングカーは後ろが長いため、周辺の車にぶつけてしまうリスクが大きいんです。
もちろん相手方の車へのダメージは普通車よりも大きくなりますし、キャンピングカーは修理が発生となると普通車よりも大きな金額になりがち。
ちょっとカッコつけて難しい駐車スペースを選んでぶつけるくらいなら、ちょっと目的地から離れていても、広くて安全なところに駐車することを優先しましょう。
安全運転の基本その6:同乗者の協力も、安全運転の大切なポイント
キャンピングカーを安全に運転するには、同乗者の人に助けてもらうこともとても重要です。
例えば曲がる時、発進するときなど、キャンピングカーの運転に慣れていないと、サイドミラーを使っていてもしっかりと周辺の状況確認ができない場合があります。
駐車の際など、場所によっては後ろの安全確認が運転席から十分に行なえない場合も。
そんな時は、後ろに座る仲間に助けてもらったり、必要な場合は一度車から降りて誘導してもらうなど、一緒にキャンピングカーに乗るメンバーでの助け合いが大切です。
安全運転の基本その7:シートベルトを締めることを忘れない
キャンピングカーというと、車内にソファやテーブルがあり、夜にはベッドがあり、というイメージかと思いますが、まさにその通り。でも運転中のルールは普通車と同じです。
つまり、同乗者も常にシートベルトの着用が義務付けられています。
大きな車で、大きなスペースがあるからこそ、万が一の際や、急ブレーキをした際、シートベルトを着用していないと大けがにつながりかねません。
そのため基本中の基本であるシートベルトの着用は、しっかりと忘れずに行いましょう。
安全運転の基本その8:横風に要注意
安全運転の基本、ラストはキャンピングカー特有の注意点でもある、横風です。
普通車を運転していると、例えばトンネルから出た直後や、高速道路で横風に煽られて車が揺れることがあるはず。
そのため、しっかりハンドルを握りましょうと教わるはずですが、キャンピングカーの場合、その横風からの影響が特に大きくなります。
これは車高が高いことが影響しているのですが、車高が高いキャンピングカーは、車の重心が通常よりも高くなります。
そのため、横から強い風を受けた場合、車が簡単に揺れてしまうので、しっかりハンドルを持っていないと大きく車が揺られることになります。
また、高速道路などで、大型トラックに追い抜かれた場合なども、スピードがでているため大きな横風が発生して、車が煽られるケースが多いです。
他にも、橋の上は横風を受けやすい場所。
このように、キャンピングカーを運転する際は常に横風に注意するようにし、基本であるスピードを出し過ぎない、そしてハンドルを両手で握るといった基本をしっかりと実践するようにしましょう。
キャンピングカーを安全に運転するための基本まとめ
以上、初めてキャンピングカーを運転する方に確認していただきたい、安全運転のための基本をまとめました。
こうして読んでみると、普通車の運転と大きくは変わらないことがわかりますね。
スピードを出し過ぎない、ブレーキは早めに、シートベルトを締めるなどは、言われなくても当たり前のようなことばかり。
キャンピングカー特有の、カーブの際の注意点や、車高の高さにしっかりと注意すれば、初めての方でも安全運転は可能です。
ぜひこちらのコラムを読んで、初めてのキャンピングカーレンタルにチャレンジしてみては?
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