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キャンピングカーは道の駅で車中泊できるの?

さぁ久しぶりの遠出ドライブへ!道中トイレ休憩をしようと思い道の駅へ立ち寄った際、たまたま止まっていたキャンピングカーを見かけたことが1度はあると思います。キャンピングカーって響きもいいし、大きくてなんだかかっこよくて憧れますね。もしこれがキャンピングカーでの遠出だったならと思うと、いまから急な予定変更もできるし天候だって左右されません。行き先が混雑し渋滞しているのであれば他の行き先に変更も、もちろんOK。少し疲れたらそのまま仮眠や日が暮れたら車中泊もできます。このようにキャンピングカーならではの旅だからこそ出来ることってたくさんあるのです。近年キャンピングカー人気に火がついてその需要は上がっています。そんな魅力たっぷりのキャンピングカーであなたも旅に出ませんか?その時に泊まるのは道の駅?それとも違う場所?今回は道の駅で車中泊ができるのかについて書いていきます。

 

そもそも道の駅とは?

ここ数年の道の駅ブームで特に毎週土日は道の駅にもたくさんの人が訪れるようになりました。道の駅を簡単に言うと、車を運転する人が24時間利用できる無料の休憩所のことです。「休憩機能」「情報発信機能」「地域の連携機能」の3つの機能を果たしています。

・休憩機能…道の駅の基本設備であるトイレ、電話、駐車場のことをいいます。そのほかにレストランや温泉、宿泊施設を持つ駅もあります。

・情報発信機能…地域における情報も発信しています。交通情報やその地域の文化や歴史、その地域の特産品販売などです。

・地域の連携機能…駅相互で連絡を取り合い訪れる人にとって楽しめるより良いサービスの向上に取り組んでいます。

 

では車中泊をする時に道の駅で車中泊はできるのでしょうか。車中泊が先程の「休憩機能」に入るのでしょうか?答えはNOです。休憩目的での短時間滞在なら大丈夫ですが、ここでいう車内泊は宿泊目的になるので基本的には禁止となっています。しかし中には稀に車中泊をOKにする道の駅もあるなど、各自でルールを定めているところが多いようです。もし車中泊ができる道の駅を利用するときは道の駅ごとに設定されているマナーを守りながら楽しみましょう。

そんな中近年では車中泊ができるRVパークが増えています。キャンピングカーを利用した車中泊をする人のために推進している場所のことです。道の駅の駐車場のそばに施設があることもあり利用にはとても便利です。宿泊は有料になっており入浴などの施設が備えられています。金額もリーズナブルなのでお財布にも優しいのが魅力です。もちろん連泊も可能です。すぐそばに道の駅や温泉施設などがあれば不自由なく過ごせます。利用するときはその場所に合ったルールを守ることが大切です。では車中泊で気を付けたいことを見ていきましょう。

 

車中泊で特に気を付けたこと

・アイドリングしない

長時間アイドリングをすることは周辺の方々に迷惑も掛かり騒音トラブルにもなりかねません。また深夜は少しの音でも響きます。環境のことも考えて長時間のアイドリングは避けたほうがよいでしょう。また冷暖房を使用するためにエンジンをかけている状態で寝ることもあると思いますが、大変危険な行為になります。車内に排気ガスが入り込み一酸化中毒になる恐れがあるからです。特に寒い冬には注意が必要です。雪でマフラー部分がふさがれてしまい排気ガスが逆流する可能性も。季節により寝袋、扇風機、防寒具などで対策をしっかりとして体調を崩さないように事前準備が必要です。

 

・長期滞在しない

RVパークなどの認められている場所以外で長期滞在することはできません。あくまで道の駅は仮眠程度までです。公共のスペースで駐車場を占領するのはやめましょう。

 

・ゴミは持ち帰る

車中泊で出たゴミは基本的には持ち帰りましょう。ただ、ここで困ってくるのがゴミの量と匂いですよね。出たゴミをそのままゴミ袋に入れてしますとどうしても量が多くなってしまいます。そこでトレーなどはキッチンバサミで小さくきざむ、ラーメンの袋やスナック菓子の袋はクルクルとまるめて小さくしてからテープで止めるとかなりコンパクトになります。ゴミで場所を置いておくスペースも小さくて済みますのでゴミの処理も少しの工夫で快適な空間を維持できます。ゴミは思い出と一緒に持ち帰りましょう。

 

・キャンプ行為は控えよう

イスやテーブルを駐車場にだすのもNGです。またコンロを使用したり調理したりするのも許可されている場所以外では禁止となっています。

 

・盗電行為はしない

RVパークなどの定められた場所で電源設備を利用するのはいいのですが、利用が許可されている電源以外を無断で使用するのは違法行為になります。スマホや電気などどうしても電源が欲しい時はありますのでその際はキャンピングカーに搭載しているサブバッテリーを使用して計画的に準備しておくことが重要です。

・防犯対策も忘れずに…安全な車内泊をする時に特に気を付けたいのが防犯面です。寝るときは必ずカギのロックをかけてから寝ましょう。そして貴重品やバックは外から見えない場所に置くのがベストです。また不安ならカーテンなどをつけて外から見えないようにするのも対策になります。

 

まとめ

道の駅での車中泊は基本的にはできませんが調べてみると隣接する施設やRVパーク、お金を払うと車中泊ができるところもあります。近年ではキャンピングカーの需要が高まり家族でキャンピングカーを利用し旅行に行く人も増えています。行く先の泊まる場所をどこにするかなどある程度調べてから車中泊をすると快適な旅になるでしょう。旅は楽しいものです。車中泊をする際は場所とルールを守って快適なキャンピングカーの旅になりますように。