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北海道の様々なエリアを一度に満喫するには、キャンピングカー旅行がおススメ!
日本有数の人気観光エリアでもある北海道は、その広さゆえ、一体どこから回るのが良いの?全部見れるの?といった声が多く聞かれます。
2~3泊という限られた日程の場合、どうしてもエリアを絞って観光せざるを得ないのですが、もし1週間単位で観光できる場合には、選択肢がかなり広がります!
せっかく北海道に行く機会なのだから、できるだけ複数のエリアで多くのスポットをまわりたいし、各地の名物グルメもしっかり堪能したいですよね。
そんな時におススメなのがレンタカーを使用した旅行です!
北海道旅行の難しさは、エリアによって交通の便があまりよくないこと。電車や飛行機の本数も限られているのでタイムロスも多く、勿体ないケースが多いんです。
レンタカーの中でも、キャンピングカーを使って道内を回れると、その可能性はさらに広がります。
北海道の大自然を体感しながら楽しめることに加え、ご家族やグループでの旅行なら、施設に宿泊するよりもコスト面が抑えられることも。
今回は、多くの方が使用する新千歳空港を起点に、日帰り温泉なども活用しながら出来るだけたくさんのエリアを楽しんでいただける1週間モデルコースをご紹介します!
モデルコース1日目:新千歳空港(札幌)~富良野~中富良野
10:00 まずは新千歳空港の近くでキャンピングカーをレンタル
旅行の開始はまずキャンピングカーのレンタルから。
新千歳空港から無料送迎をしている北海道ノマドレンタカーでは人気のキャブコンを数多く取り揃えており、安全かつ清潔なレンタカーができます。
12:00 まずは富良野で乗馬体験!
新千歳空港から車を走らせること約2時間で富良野へ到着。富良野で早速楽しみたいのが乗馬です!
富良野にある「フラノトレッキングサポート遊馬」では、初心者やお子さんでも参加可能な乗馬体験プランがあり、豊かな自然を眺めながら馬の上でゆらゆらと揺られる気持ち良い体験が楽しめます。ガイドさんが丁寧にレクチャーしてくれた後にお馬さんと林道を歩くことができる北海道らしいアクティビティを体験しましょう!
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13:30 富良野の名物グルメスポット「唯我独尊」で自家製ソーセージ付きカレーを堪能
ドライブと乗馬でひと汗をかいたところで、富良野の地元民にも人気のお店でカレーを食べに行きましょう。
実は富良野はカレーがソウルフードとなっており、数多くのカレー屋さんが軒を連ねます。
そんな中でも一番人気なのが、こちらの唯我独尊。
富良野市の中心部にあり、道産食材をふんだんに使用したカレーを中心としたメニュー構成で、中でも人気なのが自家製ソーセージが載ったカレーです。
運ばれてくると、ソーセージの大きさにまず目を奪われること必須!ピークタイムは行列必至ですが、試す価値ありです。
15:00 フラノマルシェで食材を調達!
宿泊スポットに向かう前に立ち寄りたいのが、地元民にも愛されるスポット「フラノマルシェ」。
野菜やお惣菜などを購入できるので、食材を調達してキャンピングカーでの料理の買いだしをするのも良いですし、たくさんの軽食を販売しているので色んな地元グルメを楽しむのもオススメです。
16:00 初日の宿泊スポット:星に手の届く丘キャンプ場へ!
富良野市内から中富良野へと20分強車を走らせて、いよいよ北海道キャンピングカー旅行で最初の宿泊スポットへ。
「星に手の届く丘キャンプ場」はこれぞ北海道という満天の星空を楽しめるキャンプ場で、焚火が可能な直火の炉があったり、朝には羊の放牧を眺めることもできるなど、北海道を満喫するにはもってこいの宿泊スポット。
17時までにチェックインの必要があるので、時間をチェックしながら早めに動きましょう。
モデルコース2日目:中富良野~旭川~幌加内町
9:00 中富良野から旭川へ出発!
朝早く富良野を出発して目指すのは、北海道第二の都市・旭川。1時間ほどで到着!
10:00 日本を代表する大人気の動物園・旭山動物園へ
2日目の午前中に向かうのは、旭川観光の定番ともいえる超人気スポット・旭山動物園!
「行動展示」と呼ばれる、動物たちの躍動感ある動きを見ることができるのが醍醐味です。
実は旭山動物園は旭川中心部からはやや距離があるので、車でのアクセスが便利なんです。
キャンピングカーも問題なく駐車できる広々とした駐車場なので、心配せずに向かいましょう。
この時期の旭山動物園で特におススメなのは「ペンギン館」と「アザラシ館」。
ペンギン館では、夏場に1日2回「もぐもぐタイム」と呼ばれるエサやりを見ることができますよ!
アザラシ館では、マリンウェイと呼ばれる円柱水槽から水中を悠々と泳ぐアザラシの姿を地下から見ることができるのも人気の秘密。
水中のアザラシと同じ目線に立って動きを観察することができます。
12:30 ラーメン村で名物の旭川ラーメンを堪能
動物園をゆっくり楽しんだ後は、北海道グルメの定番、ラーメンを楽しみましょう。
旭山動物園から車で15分ほどの場所にあるのが「あさひかわラーメン村」というラーメン屋さんだけが集結したフードエリア。
全国的にも有名な「山頭火」をはじめ、旭川ラーメンを代表する「青葉」や「天金」、「梅光軒」といった、地元では知らない人がいない旭川の名店がお店を構えています。
15:00 キャンプ場へ向かう前に、名物「幌加内そば」を買いに立ち寄り
キャンプ場に向かう道中、「幌加内そば」を買いにお蕎麦屋さんへ立ち寄り。
実はキャンプ場のある幌加内町は日本一のそば粉の生産地で、「そばの里」とも呼ばれているんです。
本当はお店で出来たてを堪能したいところですが、ルートの関係で今回は持ち帰り用のものを購入します。
「そば屋霧立亭」では、イートインのほかにお土産用の蕎麦も購入できますのでおすすめです。
16:00 2日目の宿泊スポット:朱鞠内湖畔キャンプ場へ早めにチェックイン!
蕎麦をゲット出来たら、いよいよ2日目の宿泊スポットに向かいます。
本日宿泊するのは、旭川を北上したエリア・幌加内町にある「朱鞠内湖畔キャンプ場」です。
奥深い森の中にある日本最大級の人造湖・朱鞠内湖は、フィッシングも楽しむことができる人気スポット。
17時までにチェックインの必要があるので、時間に注意しましょう。
キャンピングカーで宿泊できるサイトは林道を抜けた先にあり、静けさのある湖と山々のコントラストを満喫することができます。
夜には自然に生息する動物たちの鳴き声が響き渡り、大自然の中に身を置く感覚を存分に体感することができますよ!
昼間に購入した幌加内そばを食べながら、キャンピングカーの中でゆっくりとした時間を楽しみましょう。
モデルコース3日目:幌加内町~網走
8:30 午前中は車を走らせ、オホーツク方面・網走へ!
北海道ドライブ生活にも慣れてきたところで、いよいよ北海道を横断!
3日目は道東の網走へと向かいます。
3日目は大移動となるので、少し早めに移動を開始しましょう。
朝8時半頃には朱鞠内湖を出発し、車で4時間ほどかけて網走方面へと向かいます。
12:30 網走に到着!
網走に到着したところでまずは腹ごしらえ!
いよいよ北海道グルメの1つ、お寿司を堪能しましょう!
網走で訪れたいのは、鮮度抜群でコスパも良いと評判の「寿し安」です。
昭和31年創業の老舗店では、看板メニューの「オホーツク寿司」をはじめ、刺身や天ぷらなど、新鮮な海の幸を使った様々なメニューを楽しむことができます。
14:00 午後は網走の二大名所へ立ち寄り!
お腹も満たされたところで、日中は網走観光を楽しみましょう。
網走エリアの観光で訪れたいのが、「網走監獄」と「オホーツク流氷館」。
網走監獄は重要文化財の指定も受けており、建物の歴史と刑務所として使用されていた当時の物々しさを体感できること間違いなし。
16:30 3日目の宿泊スポット:網走のてんとらんどへチェックイン!
出典:てんとらんど
3日目は網走市の道立オホーツク公園内にあるキャンプ場「てんとらんど」で宿泊!
遊具などもあり、ファミリーに人気のキャンプ場です。
早めに予約をしておくとお肉や海産物、ビールのデリバリーをしてくれるサービスもあるので、キャンピングカーを活用してゆっくり料理を楽しむのもおススメです。
モデルコース4日目:網走~帯広
8:00 朝から車を南に走らせて帯広へ!
いよいよ旅も折り返し地点。エネルギーがあるうちに、第二の長距離移動を行います!
4日目は網走から帯広へと縦断の旅です!ひんやりとした空気が気持ち良い朝8時には出発し、車で3時間ほどかけて帯広方面へと向かいます。
11:00 帯広でちょっと早めの豚丼ランチ
帯広に到着したらまずは腹ごしらえから。早めのランチを楽しみます。
帯広名物であり絶品グルメとして人気なのが豚丼!
数多い豚丼店の中でも名店としてその名をはせている「ぶた丼のとん田」では、ロースなのにやわらかく一口で噛み切れてしまう絶品豚丼が名物。
ロースとバラでお好みのお肉を選べるのも嬉しいポイントです。
11時オープンなので、行列のできる前に早めのランチをとりましょう!
13:00 帯広の午後は、パラグライダーで十勝の空で空中散歩!
お腹も満たされたところで、1時間ほど車を走らせ、十勝ならではのアクティビティを楽しみましょう。
今回ご紹介するのは十勝の風景を一望できるパラグライダー体験!
十勝の海沿いで楽しめるこちらのアクティビティは、ベテランのパイロットさんと一緒に空中散歩を楽しめる30分のコースです。
北海道の大自然を空の上から一望する体験は、この旅行ならではの楽しみ方です!
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15:00 人気の「六花亭」本店へ!
出典:六花亭
キャンプ場へ行く前に、北海道のお土産として常に人気上位に君臨する「六花亭」本店へと立ち寄りましょう。
実は六花亭は帯広発祥。帯広本店では、普段物産展などではお目にかかれない商品まで楽しむことができますよ!
喫茶コーナーもあるので、時間に余裕があれば美味しいお菓子を食べながら一息つくのも良いかもしれません。
16:45 4日目の宿泊スポット:十勝エコロジーパークキャンプ場へチェックイン!
出典:十勝エコロジーパーク
アクティビティにグルメに様々堪能したところで、4日目の宿泊スポットにチェックイン。
17時までにチェックインの必要があるので、時間に注意しながら向かいましょう。
広大で開けたスペースにある十勝エコロジパークキャンプ場は、夜に満天の星空を満喫できるのもポイント!
近くには十勝川温泉もあるので、長距離移動で疲れた身体をほぐし、夜はゆっくりと十勝の大自然に身をゆだねましょう。
モデルコース5日目:帯広~美瑛
8:00 帯広から美瑛に移動し、美瑛の観光名所巡りの1日!
旅の後半戦・5日目は移動もそこそこに、北海道観光でも人気上位に君臨する道央エリア・美瑛にたくさんある観光名所を巡る1日を過ごしましょう。
帯広から美瑛までは車で約3時間弱の距離。途中、初日に訪れた富良野を通過するので、どこか安心感も覚えるのではないでしょうか。
11:00 美瑛の絶景を楽しめる!「四季彩の丘」
美瑛に到着してまず向かうのは、美瑛の広大な風景を一望できる「四季彩の丘」。
この時期は色鮮やかな花畑が広がり、青空とのコントラストは息をのむ美しさです。
冬にはスノーモービル体験もでき、シーズンごとに異なる楽しみ方ができるスポットでもあります。
12:30 美瑛の新鮮素材をふんだんに使ったちょっぴり贅沢フレンチランチを堪能!
出典:美瑛選果
お待ちかねのランチタイムに訪問したいのが、食のショールーム「美瑛選果」です。
JAびえいが手掛ける美瑛産野菜などを扱うアンテナショップで、2008年に開催された洞爺湖首脳サミット時には晩餐用の食材の調達も請け負ったことがあるので、そのクオリティはお墨付き!お土産の購入にもおススメです。
そして、この美瑛選果内にあるのが、フレンチレストラン「レストラン・アスペルジュ」です。
地元の野菜をふんだんに使い、素材のおいしさが存分に引き出されたメニューの数々は、キャンピングカー生活を一瞬忘れてしまう贅沢なひと時。
北海道旅行のつかの間の贅沢を楽しみましょう。
14:00 Appleでも採用された美瑛の「青い池」と、隠れ名所「白ひげの滝」へ
美瑛にきたら必ず立ち寄りたいのが、美瑛の観光スポットでも人気上位の「青い池」。
AppleのWallPaperにも採用され、世界にその名が知れ渡ることになりました。
青い池は季節や時間帯によっても全く異なる眺めを楽しむことができ、秋ごろには紅葉と青い池のコントラストも楽しめます。
また、青い池から車ですぐのところにある隠れ名所「白ひげの滝」にも足を延ばしましょう!
白ひげの滝はパワースポットとしても有名なので、荘厳な滝の音を聞きながら、心身共にリラックスした時間を過ごしましょう。
15:50 5日目の宿泊スポット:道の駅びえい「白金ビルケ」でキャンピングカーらしい夜を!
出典:道の駅びえい
5日目でついに体験するのが、初めての道の駅での宿泊。
「白金ビルケ」はキャンピングカー用のサイトがあるうえ、近隣の「大雪山白金観光ホテル」では21時まで日帰り入浴を楽しめる、キャンピングカー旅行にはうってつけの場所です!
ただし、チェックインが16時(月によって17時)と早いので、先にチェックインを済ませておきましょう。
モデルコース6日目:美瑛~小樽
8:00 美瑛から小樽にドライブがてら移動!
早くも6日目となり、だんだんと空港に近いエリアへと引き返す時間となりました。
札幌・小樽近郊で最後の1日を堪能しましょう。
11:00 お昼は小樽で寿司ランチを堪能!
出典:おたる政寿司
美瑛から小樽まで約3時間ドライブしたら、北海道のお寿司を再度堪能しましょう!
小樽は海鮮を楽しめるエリアの1つ。
回転寿司を含め、お値ごろで美味しいお寿司を楽しめるお店はたくさんありますが、中でも老舗で有名なのが「政寿司」です。
人気店なので、早めの時間かつ予約してから行くことをおススメします。
12:30 小樽と言えば「小樽運河」。散策&買い物を満喫
午後は小樽最大の観光スポット「小樽運河」に立ち寄り、旅の締めくくりに北海道観光もしっかりと楽しみましょう。
小樽運河周辺は駐車場も混み合っていることが多く、立体駐車場によっては入れないこともあるので、平場の駐車場をいくつか探しておくことをおススメします。
小樽運河ではオルゴール堂や北一硝子といった有名店も多いので、お土産やご自身の記念品を探すのにもピッタリです!
食べ歩きも人気なので、小腹がすいたらスナックフードやスイーツを買って食べながら散策するのも楽しいですよ。
15:30 最終夜の宿泊スポット:朝里川温泉オートキャンプ場へ!
出典:ウィンケル
最終夜を過ごすのは、小樽の朝里川温泉も楽しめる宿泊施設「ウィンケルビレッジ」の系列オートキャンプ場です。
17時までにチェックインの必要があるので注意しましょう。
また、キャンピングカーの入場が可能なサイトには限りがあるので、予約時の事前確認を忘れずに。
キャンプ場から日帰り温泉スポットまではアクセスが良いので、最終夜も温泉で疲れを癒し、旅の思い出に浸りましょう。
モデルコース最終日:小樽~新千歳空港
ついに北海道キャンピングカー旅行は最終日。
1週間ものキャンピングカー旅行は楽しい反面、疲労もたまっているのではないでしょうか。
小樽運河で買いそびれたお土産を買いに行くのも良しですし、フライトまで時間のある方は少し早めにキャンピングカーを返却し、新千歳空港でゆっくり過ごすのもおススメです!
ちなみに、小樽運河から新千歳空港までは車で約1時間強。
もし最終日にも訪問する場合は、レンタカー返却を考えて、1時間半~2時間(搭乗までは3時間強)の余裕を持たせて出発しましょう。
北海道のキャンピングカー旅行を楽しもう!
いかがでしたか?今回はアクセスのしやすい札幌・旭川ではなく、レンタカーならではのエリアを中心としたモデルコースをご案内しました。
車でラクラク移動できるとはいえ、限られた日数の中で最大限に北海道旅行を楽しむには、事前にスケジュールをしっかり立てて無駄がないように移動することも実は大切なポイントで。モデルコースを参考にどこに行くかしっかりと計画を立てて、キャンピングカー旅行を満喫してくださいね!
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