目次
キャンピングカーで車中泊を楽しもう!
日本には四季があり、それぞれの季節で訪れたいところがあったり、その季節ならではの楽しみ方や観光スポットがあります。
年中を通して旅ができる日本だからこそキャンピングカーで旅に出かけてみませんか。
キャンピングカーだと天候にも左右されず自分のペースで旅行が可能。
日が暮れたら車中泊で休む事も出来ますね。
車中泊をするときの場所や準備って何をしたらよいのか初めての方は戸惑うかもしれません。
そこで、車中泊で気をつけたいポイントや事前に準備していたほうがよいことを確認していきましょう。
車中泊の事前準備
寝床の準備
快適な睡眠のために、しっかりと寝床を整えることがとても重要です。
キャンピングカーの場合は、基本的に就寝スペースが確保されているため、あまり困ることはないかもしれませんが、自分好みの枕がないとなかなか寝れないという方は必ず枕を持ち物リストに入れましょう。
またキャンピングカー以外で車中泊をする場合、かならず車中泊マットを用意しましょう。平らな場所で寝ることができるかどうか、というのは睡眠の質を大きく左右し、快適な睡眠のカギとも言えます。
マットには安価なものもありますが、クッション性に優れたエアマットが断熱性もありオススメです。
また、ブランケットや毛布も必需品になってきます。
これは掛布団として使うことももちろんですが、普通車などでの車中泊はマットを使ってもどうしてもフラットにならない場合も。
そんな時にブランケットなどを隙間に埋めることで快適な寝床づくりに役立つわけです。
また、シェード替わりに窓を隠すことにも使えるので、気持ち多めに持っていくことをオススメします。
プライバシーの確保
車中泊をする際に大切なのが、しっかりとプライベートを確保すること。
余計なストレスを減らすためにも、そして防犯のためにも、しっかり意識しておきましょう。
役に立つのが、窓を隠してくれるシェードです。
朝日が眩しくて目が覚めてしまう、周囲の目が気になって寝れない、なんていうことを避けるだけではなく、断熱効果もあるので、車内の温度を一定に保つためにも役立ちます。
灯りを準備する
車内のルームランプも照明になりますが、バッテリーが上がってしまうリスクがあるため一晩中つけておくわけにはいきません。
とはいえ灯りがないと想像以上に夜の車内は暗く、スマホのライトを使うのも何かと不便。
そんな時はLEDランタンが便利です。
特に電池式であれば、もし電池がなくなっても、近くのコンビニなどで買うことができるので安心。
場所によっては電灯が少なかったり夜間の灯りがない場所も多いので持っておくのがマストと言えます。
また、ヘッドライトがあると頭につけて作業ができるのでこちらも便利なアイテムですよ。
アイマスクと耳栓を持っていく
快適な睡眠に欠かせないのが、騒音対策。
ドアをしめ切っていても、例えば駐車場で車中泊をする場合大きな道路沿いだったり他の車中泊ユーザーがいると、何かと騒音が気になります。
そんな時に耳栓があると周辺の音を気にせず眠ることができるのでおすすめ。
またキャンピングカーのようにカーテンなどがあれば別ですが、普通車だとシェードやブランケットで窓を覆っても、場所によってはスキマから光が入り込むことも。
ちょっとした部分ですが、気になって寝れない、なんてことにならないよう、アイマスクも用意しておくとなお安心です。
車中泊スポットの選定
事前に車中泊スポットを確保しておくことは安心して旅行を続けられることにもつながります。
車中泊を選ぶポイントとしては近くにトイレがあるか、水道は使えるのかなど、日常生活をするのと同様に必要なものがあるかが重要です。
トイレ・洗面台などの設備が整っているか、売店や飲食店が近くにあるか、日帰り温泉などの施設があるかなど、自分にとって優先順位が高いものが周辺含め揃っているかを事前に調べておきましょう。
以下、皆さんが考える車中泊スポットについて、いくつか注意点をご紹介します。
道の駅
道の駅に着くと、よく大型トラックやキャンピングカーが停まっています。
駐車場が広くて、その土地ならではの物産品やトイレもあるので休憩にはもってこいの場所になります。
しかし、道の駅では休憩目的の仮眠はOKでも、車内泊目的だとNGというところも多くあるので注意が必要。
訪れる予定の道の駅が車中泊をOKにしているかは必ず事前確認してから利用するようにしましょう。
サービスエリア・パーキング
こちらもキャンピングカーが多く泊まっているのをよく見かけますね。
こちらも道の駅と同じように、宿泊はNGです。
あくまでも休憩・仮眠をするための施設になっています。
長距離で運転に疲れが見えたら早めに休憩しましょう。
オートキャンプ場
オートキャンプ場は近年多く活用されるようになりました。
オートキャンプ場とは車の乗り入れをしてよいキャンプ場のことです。
電源が使えるところもあったりするので、バッテリーの充電などにも利用でき、キャンピングカー旅行にはとても便利な場所です。
そしてなんといっても、キャンピングカーはやはりオートキャンプ場が似合いますね。
車のそばにテーブルと椅子を出してアウトドアで食事をしたり、夜は安心して就寝できたりと、こちらは車中泊に特におすすめです。
RVパーク
出典:千歳RVパーク
オートキャンプ場と同様に近年数を増やしているのがRVパークです。
日本RV協会も推奨しているRVパーク。
サービスエリアや道の駅などとは違い有料になりますが、価格は1泊1,000~2,000円前後で宿泊ができるため、とてもお手ごろです。
そして驚くべきことはほとんどのRVパークでは電源設備があるのでバッテリーの充電やPCの利用、車内で家電を稼働することもできます。
またトイレはもちろんのこと中には入浴施設があるところも。
その為利用する方も増えていて数年前よりパーク数は倍増中。
もし機会があれば、ぜひ活用してみてください。
車内泊する人が守るべきマナー
無駄なアイドリングは控える
コンビニの駐車場でもよく言われることなのでほとんどの方が一般常識で知っていることですね。
特に深夜の騒音は少しの音でも騒音と感じてしまいますので、夜間のアイドリングは厳禁。
長時間のアイドリングもまた周りの方に迷惑がかかり、時にはトラブルのもとになることもあります。
地球環境にもいいことは何もないので、無駄なアイドリングは控えたほうがよいでしょう。
同じ場所に長期滞在しない
RVパークなどは大丈夫なのですが、無料での場所では長期滞在はなるべく避けましょう。
例えば道の駅の駐車場を占領してしまうことは、公共のスペースの使い方としてあるまじき行為です。
自分だけなら、と甘えた気持ちでのマナー違反が、車中泊ユーザー全体の悪印象に繋がり、車中泊スポットがどんどん減っていく原因となります。
車中泊ユーザーが増えている今だからこそ、しっかりとマナーを守った行動をとるようにしましょう。
ゴミは持ち帰る
生活をするうえで、ゴミはどうしてもでてしまいますがそれは車内泊でも同じこと。
自分が出したゴミは基本的には持ち帰ることが大切です。
どうしても夏場だと匂いが気になったり、長期間になると量も多くなりがちですが、そんな時はなるべく一つ一つのゴミを小さくまとめるようにするのがオススメ。
たとえばスナック菓子なども袋は平らにして長細い長方形になるまで折りそこから三角に折っていくと、とても小さくコンパクトになります。
一つ一つを細かくすることでゴミの量はかなり削減できます。
また施設によっては有料でゴミを捨てれるところもありますのでごみを捨てる場所を知っておくのも上手なテクニックです。
まとめ
以上、車中泊初心者の方に知っておいていただきたい基本をまとめました。
車中泊は、基本的に専用スペースでの利用がおすすめです。
キャンプ場やRVパークを上手に活用して、体も心も休めましょう。
事前準備をして快適に過ごせるようにしておけばキャンピングカーでの旅がさらに楽しく充実すること間違いなしですね。