車中泊で自由気ままな旅をしよう!
車中泊というと、どのようなイメージを思い浮かべますか?恐らく「男くさい」、「お金がない人がコストカットをしながら旅行する手段」などという、少しネガティブなイメージが先行する方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、今ではそんなイメージも過去のもの。欧米では「VANLIFE(バンライフ)」というものが数年前から流行しており、車で移動と居住を行い、時間や場所の制約を受けず、仕事をしながら旅をして暮らすことがひとつのクールなライフスタイルとして確立されつつあるのです。Youtuberでも自らを「デジタルホームレス」と称し、バンライフを送りながら日本各地の四季折々の食文化や温泉をおしゃれに紹介してくれる方が人気を馳せています。カルチャー誌でも特集が組まれたりするほど、注目されているのです。工夫次第で快適な生活を送ることができる車中泊。もちろんホテルなどに泊まるわけでないので、宿泊費も基本的にはかかりませんし、フットワーク軽く日本各地、津々浦々の魅力を満喫することができます。ぜひトライしてみてくださいね!
アイドリングはマナー違反
冷房や暖房を使うためにエンジンをかけっぱなしにしての就寝は、排気ガスが車内に入り込み、一酸化炭素中毒で死に至るケースもあります。また、騒音や近隣トラブルになることもあるためNGです。
場所選び
暑い季節の場合、直射日光が降り注ぐ場所での車中泊は車内温度が大変上がり、熱中症になる危険性があるため避けましょう。なるべく日陰や、過ごしやすい気温となる標高の高い場所を選びましょう。また、トイレが装備されていない車での車中泊の場合は、近くにトイレがあるかどうかも重要となってきます。その場合はオートキャンプ場や、RVパークなどの利用も検討しましょう。道の駅やサービスエリアは、一時的な仮眠であれば許可されていることがほとんどですが、車中泊は原則禁止されていますので、避けましょう。
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エアコン
アイドリングで、エアコンを利用しながらの車内就寝は一酸化炭素中毒になるケースがあります。近年ではサブバッテリーで10時間以上稼働してくれる家庭用ルームエアコン搭載のキャンピングカーも登場しているので、チェックしてみましょう。他にも、ポータブル電源やキャンプサイトなどに付いているAC電源の利用が可能であればポータブルエアコンを使用するという選択肢もあります。小ぶりのサイズで、持ち運びも可能なため、一つ所持しておくと重宝しますよ。
扇風機
真夏の熱帯夜で大活躍なのが扇風機です。おすすめはUSBで充電できて、クリップ式で好みの場所に固定できるタイプのもの。そして、なるべく風量の強いものを選びましょう。就寝中に局所的に風を当てすぎて、体調を崩してしまってはいけないので、自動首振り機能が付いているもの選ぶのも良いですね。
網戸
出典:メルカリ
車中泊の大敵が「虫」です。就寝中に大量の蚊に刺され、なかなか寝つけない・・・というのはかなりのストレスになります。かといって窓を閉めっぱなしにすると車内に熱がこもり、とても快適な環境とはいえません。車中泊を楽しむ場合、いかに虫をシャットダウンしながら、風の通り道を確保するかが重要になってきます。車によっては網戸がデフォルトで備わっているものもありますが、もしなければ後付けできるタイプの網戸を設置しましょう。
シェード
車は窓ガラスが多く、外気温の温度の影響をかなり受けやすくなっています。高い断熱性のシェードを取りつけることにより、夏場は強い日差し、紫外線を反射してくれ、車内温度の上昇を抑えてくれます。冬場は
車外の冷気を遮断し、車内を保温してくれます。また、シェードを設置することにより、車内で過ごす際に外からの視線を遮ってくれ、プライバシー性確保の役割も担ってくれます。さまざまなメリットを享受できますので、ぜひ取り入れることをおすすめいたします。
綿のシーツなど
車中泊をおこなう際の寝具選びは重要です。特に真夏などとなると、暑い車内で快眠するためには冷たさを実感できる寝具や、吸水性に富んだ寝具が必須となってきます。簡単な対策としては、敷布団に吸水性の良い綿素材のシーツをかけるのが有効です。最近はポリエステルとナイロンの混紡素材を用いた接触冷感パッドなど、化学の力を利用した寝具が数多く販売されてるので、そういったアイテムに頼るのも良いでしょう。肌触りと汗ヌケのいいもの、ひんやり感の持続性があるものを選びましょう。
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まとめ
思い立ったらすぐに移動することができ、さまざまな目的で楽しむことができる車中泊。いまや車は単なる移動手段ではありません。
パンデミックで他人との密を回避する必要がある世の中。
車中泊は、混沌を極めている現代で、人々が求めているニーズとマッチしたライフスタイルを実現させてくれます。
誰でも手軽に楽しめる車中泊ですが、導入、装備するアイテムによってQOLがかなり左右されるといっても過言ではありません。
このライフスタイルの魅力を最大限引き出すためにもしっかりと準備をして、車で旅に出かけましょう。