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車中泊の進化系。車で暮らす「バンライフ」が話題沸騰!
キャンピングカーを利用した小旅行が人気を集めていますが、その進化版として話題沸騰中なのが「バンライフ(VANLIFE)」です。
「バンライフ」とは、その言葉通り「バン(車)の中で生活する」ライフスタイルのことで、youtubeやInstagramでバンライフを発信する人たちを目にする機会も多くなりました。
車に必要最低限の荷物を積み込み、自由に全国を旅しながら送る生活ってどんなもの?実際に暮らしていけるの?
今回はバンライフの基本情報について紐解いていきましょう。
バンライフの基本を学ぼう
バンライフの起源って?
バンライフという言葉が使われるようになった起源には諸説ありますが、欧米発祥と言われていて、ヒッピー文化の延長として始まったとされています。
注目を浴びるようになったきっかけの1つが、元ラルフローレンのデザイナー、フォスター・ハンティントン (Foster Huntington) 氏が出版してベストセラーとなった写真集「HOME IS WHERE YOU PARK IT」です。
彼は2011年頃に会社を辞めてバンライフを開始し、その生活をSNSで発信していました。
ここ数年で「バンライフ」「キャンピングカー生活」「移動生活」といったSNS配信は比較的よく目にされるようになりましたが、当時はまだ珍しい時代。
フォスター氏は世界の中心地・ニューヨークに住み第一線で働いていた中、仕事を辞めてヒッピー生活を始めたこともあり、バンライフの先駆者的な人として有名です。
バンライフと車中泊の違いは?
日本では「車中泊」という言葉をよく耳にしますが、バンライフとはどう違うのでしょうか。
バンライフというのはライフスタイル全般を指すので、車中泊はバンライフにおける1つの行動と位置づけることができます。
例えば、コロナをきっかけに多拠点生活やリモートワークを行う人が急増していますが、中にはバンライフを楽しみながら車をオフィス、仕事の場として使う人たちもいますし、寝床として使う人たちももちろんいます。
昔は「車中泊」と聞くと、宿泊費を節約するための行動という印象が強く、車はあくまでも「移動ツール」でした。
しかしバンライフでは車を「生活拠点」「家」として位置づけるので、バンライフを楽しむ人たちは車内をまるで自宅さながらにカスタマイズし、自分ならではの快適空間に仕上げている人が多いです。なので、短期的な旅行とは違い、バンライフの場合は基本が長期間、車を家として生活することが前提といっても過言ではありません。
車内にはどんなものが積み込まれているの?
バンライフを送る人たちの車には、実際にどんな設備が積み込まれているのでしょうか。
大量の荷物を積み込むというよりは、最低限必要なものだけを残し、シンプルで実用的な空間を作るのが基本でありトレンドだそう。
とはいえ、自宅と一緒なので、バンライフを通してその人の趣味・嗜好が詰まった空間へと進化していきます。
車内の基本設備としては、ベッドやテーブル、キッチンや冷蔵庫、そして最低限の日用品が搭載されていることが多く、車種によってはワンルームの自宅さながらに感じられることも。
バンライフ用の車を買って「バンライフビルダー」と呼ばれるプロの業者にカスタムを依頼する方もいます。
バンライフでは車内の天井や側面に木材を張り付ける「板張り」が定番かつ人気のカスタム手法で、近頃はDIYで車内を板張りしている人も増えてきたとか。
朝目覚めたときに、木材で囲まれた天井が最初に目に飛び込んでくれば、当然車の中とは思えない感覚になりますよね。
キャンピングカーでバンライフを楽しむ人もいますが、バンライフの車は上記のように内装を大きくカスタムして「家」のように仕上げていくことが多いです。
トイレ&お風呂ってどうしているの?
バンライフで最も気になることの1つ、トイレ&お風呂問題。
トイレに関してはコンビニや道の駅といった公共施設を使いながら、車内に置けるポータブルトイレや非常用トイレを併用します。
ポータブルトイレは定期的に汚水処理が必要なので、キャンピングカーサイトにある「ダンプステーション」や自宅に定期的に戻りトイレで処理を行う等の対策が必要です。
なお、お風呂はスーパー銭湯やサービスエリア等にあるコインシャワーを利用します。
キャンピングカーであれば、簡易トイレやシャワールームが設備としてついているタイプもありますが、当然車両価格は高くなります。
バンライフ系のYoutubeの動画などでは値段の異なる2つの車両の機能比較動画が人気ですが、よくこのトイレやシャワーの違いについて紹介されています。
なお、キャンピングカーでのトイレ事情に関する詳しい説明をまとめたコラムも良ければご参考にされてください。
バンライフの魅力とは
実際にバンライフを楽しんでいるバンライファーたちからみたバンライフの魅力とは何でしょうか。
車内の設備も広さも多様で、バンライフには決まったスタイルがなく、365日バンライフを楽しむ人もいれば週末限定の人など、その在り方は十人十色。
それでも、「生活の自由度が高い」「日本各地の景色・ヒトに毎日新しく出会える」「大自然の景色を見ながらゆっくりと過ごせる」「キャンプ・アウトドアの幅が広がる」「家族とのコミュニケーションの時間が増える」「移動しながら生活できるので効率的」など、機能面や心理面で様々な魅力があります。
バンライフ初心者が気を付けたい「落とし穴」
基本的な設備を理解し、道具を買いそろえて準備万端!と思っても、実際にバンライフを開始してから問題は起こりがち。
最初に直面する問題の1つが「睡眠」問題です。
自宅のベッドや布団の快適さと比較するとはじめは寝づらかったり、少しでも傾斜のある場所に駐車すると快適に寝られないほか、夏場は暑苦しさに直面したり、窓を開ければ虫問題がある・・・など、悩みが尽きない点でもあります。
なので、ちょっとかっこいいからいきなりバンライフにチャレンジするよりも、まずは数日単位の車中泊旅行からスタートして、徐々にバンライフの環境に慣れていくのも大切かもしれません。
まずはキャンピングカー旅行から、バンライフをプチ体験してみよう!
いかがでしたか?今回は話題のバンライフについて、基本情報をご紹介しました。
バンライフに憧れがありながらも、ライフスタイルを大きく方向転換するのは難しい方も多いでしょう。
そんな方はぜひキャンピングカーを使ってバンライフの魅力をプチ体験してみるのはいかがでしょうか。
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是非まずはキャンピングカーレンタルを通して、バンライフ体験をしてみては。
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